道の端にはポツリポツリと早咲きの桜の花が見える。


私の高校生活がこんなにもキラキラと輝くものだったことが嬉しくて、恥ずかしくて…



何もないと諦めていた1年前の自分が信じられないくらい。


鳴瀬君に会って

鳴瀬君に恋をして

友達の大切さを知った


どれも鳴瀬君が私にくれたもの



この先、鳴瀬君がくれたもの以上を私が返せる自信はないけれど、貰ったもの全部を忘れないようにしたいと思う。