恋が生まれる瞬間



「………」




「違うの。浪人するって決めたから、それは、来年合格するまでって思ってたんだけど…ハハハ結果、こんなコトになってしまって…ごめんなさい……」



何か口から言葉を出す度に、言い訳にしか聞こえてこなくて、結局謝るしかなくなる。





「そうだよな……。ごめん。俺、自分のことだけしか考えてなかった。お前、スゲー悩んで出した答えなのにな。ごめん」


「あ、いや…そんな、鳴瀬君が悪いわけじゃないし。謝らないで。それに、もともと大学に落ちた私がいけないんだから……ごめんね」