恋が生まれる瞬間

なのに、富田君は「そうか。おめでとう」と言いながらこっちへ近づいてくる。




――富田君には今の鳴瀬君の言葉が聞こえなかったのかな?





鳴瀬君の態度を全く無視した富田君は、隣まで来ると、「いいなぁ。お前何年越しだよ」と言いながら肩をポンポンと叩く





仏頂面の鳴瀬君は相変わらずブスーっとしながらも「うるさいよ。黙れ」と富田君の口を塞いでいる。



モゴモゴと何かを言いたそうだけど、全然分からない。