一瞬驚いた顔をした鳴瀬君は、少しの間をおいてから「うん」と頷いてくれた。 発車間際に、「待ってる」と手渡されたミルクティーは、すごく暖かくて、涙が出そうになるのを必死に堪えた。 ――この人を好きになってよかった