恋が生まれる瞬間

お兄さんに見送られながら家へと歩き出したけど、さっきまですっかりお兄さんのペースにハマってしまっていたせいか、何を話していいのか分からない。



徐々に近づく家の明かり。




「あの、鳴瀬君。今日はありがとう。なんかごめんね、こんな遠くまで付き合わせちゃって」


「いいよ、別に。送るって言ったの俺だし」


「……」




もうすぐ着いてしまうのに、何か話しをしたいのに、焦れば焦るほど何の話も浮かんこない。


せっかく二人でいるのに…つまんないヤツだと思われちゃう