恋が生まれる瞬間

えーっと、B-55は…
49・・52・・・58・・・



あ、この辺だ。



本棚に本をしまう。
すると、本の隙間から反対側にいる鳴瀬君が見える。




なんと、早いんだろう
あっという間に何冊も本の場所を見つけてしまっている。


「…すごい」



思わず独り言をいってしまった。
誰もいない図書室に、響く。



『しまった』と口を抑えてみたけど、もう遅いよね。

きっと、鳴瀬君に聞こえてる。