恋が生まれる瞬間


「やっぱり、戸田か。
グラウンドからココ見えるんだよ。

なんか、今日は珍しく窓あいてるし、バタバタ行ったり来たりしてる人影あるから覗きにきたの」



「あ、そうなんだ。私、図書委員の当番で、なんか返却図書たまっちゃってて…ハハハ」



最後まで聞き終わらないうちに、鳴瀬君はこっちに近づいてくる。

そして、あっという間に私の目の前まで来た。



「えっ?」

思わずズリッと後ずさってしまった。