恋が生まれる瞬間

富田君が、パックにストローを指して渡してくれたから受け取ってすぐにチューっと飲んだ。



甘いイチゴが体いっぱいに浸みわたる感じ。





甘さに癒される。




そんな私を見て、「ごめんね」ともう一度富田君が謝った。


「ううん、私こそごめん。急にだったからびっくりしちゃって…ハハハ。

男の子とこんな話したこと無かったし…」



「あ、そうなんだ。戸田って一人っ子?」

「ううん、お姉ちゃんがいるよ」

「そっか…俺もちょっと舞い上がったかな?」




ヘヘヘと照れ笑いする富田君は、珍しく少し赤い顔をしていた。