恋が生まれる瞬間



「……ハハ、ありがとう」




改めて、自分の格好を思い出して、急に恥ずかしくなった私は、なるべく富田君からも離れて座った。




もちろん、膝に富田君から借りたハッピをかけて



富田君は、そんな私を横目で見ながらククっと笑っていた。




私は、そんな富田君にちょっとムカっとして、「と、富田君って、やさしいのか意地悪なのか分からないね」


と悔しさまぎれに毒づいてみた。