恋が生まれる瞬間

その顔と声にあまりにギャップがあり過ぎて、相手の子もちょっと驚いたのか、「チッ連れありかよ」と言って、腕を離してくれた。





「あ…ありがとう」

「どういたしまして。ねぇ、ちょっと面倒だから離れないでくれる?」





「はい。ごめんなさい」


こんな短時間に2回も同じようなコトで富田君に助けられた私って、何の言い訳もできない。

すっかりへこんでしまった私を見て、「言い過ぎた。ごめん。なんか食べよっか」って今度はやさしい声で言ってくれた。