恋が生まれる瞬間

「えっ?」

「温いって文句なしね」


「え?う、うん、大丈夫。
いや、あの…そんなことじゃなくって」


「何?」




こんな時って、「もう帰っていいよ」って言った方がいいの?


ううん、それじゃせっかく連れて来てくれたのに失礼だし、


でも、私を気遣って戻れないんだとしたら…




「あ…、あの、鳴瀬君もう…」

「俺もちょっと、休憩」


私が言い終わらないうちに、鳴瀬君は座ってたキャスター椅子をキコキコと窓側まで移動させた。