恋が生まれる瞬間

『ははは、鳴瀬君のせいです』なんて言えるわけもなくて、「大丈夫、ちょっと暑いなぁ」とパタパタ手で仰ぐ私。




鳴瀬君は「大丈夫か?」と心配そうに見ているけど、コレ以上この状態でいるのは、私の体…心?がもたない




「はは、大丈夫大丈夫。ちょっと風にでも当たって来るから…」






後ろ向きに後ずさる私に、不審な顔全開の鳴瀬君。


でも、そんなこと気にしてられない。
扉に背中がぶつかったところで、まわれ右して廊下へ走った。