恋が生まれる瞬間

私はネジやら、紐を渡す役目があったんだっけ…




「もういいから、その紐取って」


「あ、はいはい」



脚立に乗っている鳴瀬君に一生懸命手を伸ばして紐を渡す。




鳴瀬君はそんな私に「ふっ!小っちゃ」っと笑う。






小さいと笑われているのに、鳴瀬君の目じりが下がった笑顔を見ると、なんだか許せてしまう。







――あー、私鳴瀬君のその笑顔好きだなぁ