無事準備室で、ハサミとカッターを見つけた私と、同じく筆を持った南ちゃんが、美術室から出て、職員室に鍵を返しに廊下を歩いていた。
「筆、足りるかなぁ」
「うーん。何書くか決まったの?」
「うん。夜桜を描こうかって話になってるんだけど」
「そっか…じゃあ、思い切ってみんなの手でペタペタやっちゃえば?
「手で?」
「うん。昔、小学校の時に卒業制作でプールの壁にみんなで手に絵具塗って、ペタペタ木を描いたよ。けっこう大きい絵だったらその方がいいんじゃない?」
「そっかぁ、ソレ楽しそう。小学生に戻った気分で…ちょっと言ってみよう」
南ちゃんは「ごめん、先行くね」と言って職員室とは反対の教室へ踵を返し戻って行った。
「筆、足りるかなぁ」
「うーん。何書くか決まったの?」
「うん。夜桜を描こうかって話になってるんだけど」
「そっか…じゃあ、思い切ってみんなの手でペタペタやっちゃえば?
「手で?」
「うん。昔、小学校の時に卒業制作でプールの壁にみんなで手に絵具塗って、ペタペタ木を描いたよ。けっこう大きい絵だったらその方がいいんじゃない?」
「そっかぁ、ソレ楽しそう。小学生に戻った気分で…ちょっと言ってみよう」
南ちゃんは「ごめん、先行くね」と言って職員室とは反対の教室へ踵を返し戻って行った。

