恋が生まれる瞬間

二人とも下を向いたままピクリとも動かない。
私達5人を中心に、周りにいた子たちの時間も止まってしまった。



――しょうがない




「じゃあ、私――」

「俺――」




沈黙を破ったのは、私と鳴瀬君ほぼ同時だった。




私は驚き、鳴瀬君の顔を見ると、鳴瀬君は全く驚く様子もなく「俺が小物やるよ」と先に言ってしまった。