恋が生まれる瞬間

「やっぱり、やさしいよね。鳴瀬」

「なぁに?またノロケですか?杏子さん」

「違うってぇ」




バシバシと真由ちゃんの肩を叩きながら、ちょっと顔を赤くする杏子ちゃん。





杏子ちゃんは、夏休みに私と真由ちゃんに「鳴瀬君が好き」と告白をしてから、かなりオープンに鳴瀬君の話をするようになった。


南ちゃんも、いつの間にか知っていて私達の間では、もう二人は付き合っているんじゃないかっていうほど盛り上がっている。