恋が生まれる瞬間

「好きなの?」



そんな私達を無視するようにさらに続ける杏子ちゃん。


トラックに向けていた視線を、ゆっくりと私にむけてもう一度





「鳴瀬のこと、好きなの?」







無表情なのに、冗談ではないと気迫を感じる顔。


ゴクリ



杏子ちゃんの気迫に、思わず吐いた息を飲み込んでしまった。