恋が生まれる瞬間

そして、余裕で私を褒める鳴瀬君の大人な発言に、さっき自分の放った子供じみた嫌味が一層引き立てられて、急激に恥ずかしくなる。



真っ赤になった顔を見られたくなくて俯いた。


そんな私のつむじに向かって「はいご褒美」と鳴瀬君が差し出したのは、いちごミルクキャンディだった。




「ありがと」

「どういたしまして。
いつもらったヤツか、忘れたけど」




えっ?


思わず顔を上げると、ベーッと舌を出す鳴瀬君の顔。