恋が生まれる瞬間

「真由ちゃん、どうしたの?」


「里香、足捻って保健室だって南から聞いてさ、一緒にココで閉会式参加しようかと思って」


「真由ちゃん…」




私を気遣ってくれた真由ちゃんのやさしさに、鼻の奥がツーンとする。



書類を書いていた保健の先生が「よかったね」って言ってくれた。





フワリフワリと風に揺れるレースのカーテンの向こう側から校長先生の閉会の言葉が聞こえてくる。




「里香、頑張ったね。」

「真由ちゃんもね」


お互い顔を合わせてテヘヘと笑う