恋が生まれる瞬間

「位置に着いて――



よーい



バァン!」





一斉にスタートした。




3コースからスタートした片瀬君は、最初のカーブで上手くインサイドに入って、順調にカーブを曲がった。




「片瀬―!」

応援席からも片瀬君コールが起こっている。





ドクンドクン――

私の心臓が、脈打つたびに全身に血液が送り込まれるのがわかるほど大きく動く。