恋が生まれる瞬間

『楽しめ』って言ってくれる早瀬君に、なんだかさっきまでの緊張でピーンと張った気持ちが緩んでいく。




「うん、速く走れそうな気がしてきた」

「ハハハ、お前単純」

「ヘヘヘ、まあね」


『はい』っと、何かを手渡して去って行く鳴瀬君




「……いちごミルクキャンディ…鳴瀬君似合わない…」




包みを取って、パクッと口に入れると、すぐに甘さが口の中いっぱいになる。

甘さでさらに緩んだ気持ち。




鳴瀬君、ありがと。