「三浦って、1組の?」 「そう。アドレス、渡して欲しいんだよね。」 「あ、はい…いいですけど…。」 「まじで!?さんきゅっ!」 紙をさっと渡すと、ガッツポーズしながら彼は屋上から姿を消した。 三浦さんって、なんで三浦さんなの? よりによって、あんな子…。 「くっ、あははははは!」 腹を抱えて笑いだすマキ。 「なによぉ~!!」 「だーって、あれわざとでしょ!? 梨花の気を引かせる気満々じゃんよ」