「な、なんでしょうか…。」 「俺…さ、好きなやつがいて。」 ドキンッと心臓が跳ねた。 好きな人? どんな人? かわいい人? どのクラス? …どうしてあたしに言うの? 「三浦って…わかる?」 「ぇ、…。」 み、三浦? えーと、えーーと… 三浦ってあたしのクラスの三浦さん? いやいや。そんなはずは…。