「あ、あの…三浦さんっ。」 昼休みがはじまってすぐ。 今、あたしは思いきって三浦さんに話しかけたとこ。 「なあにー?」 「あの…野中くんがアドレス渡してって…。 「え??」 三浦さんは手紙を渡すなり、目の前で紙を開いた。 中身…なんだろ?? 裏からうーっすらローマ字が見える。 やっぱりアドレスか…。 シュンッとなって、また視界がゆらゆら揺れ始めた。