―――――――――――――…… 珀炉幼稚園 「ちょっと天苑ちゃん!待ってよ!」 「珀炉は相変わらず足遅いね。」 「ひどいよ、天苑ちゃん」 幼稚園の頃の天苑は今よりもっと、よく笑う子だった。 ずっと髪を伸ばしてて、 この頃から天苑は運動神経が良かった。 まぁ天苑の両親もなんでもできる人だったし、 周りの大人達は当たり前のように思ってたけど。 子供の俺らはそんなこと知らないから、 ただひたすら驚いてた。