「天苑ちゃん!!」
教室に戻ると、一人の女の子が私に声をかけてきた。
彼女は雨嶺閑奈(アマネ.シズナ)。
クラスの委員長ですね。
「閑奈さん、どうしたんですか?」
「天苑ちゃんのところ行こうと思ったんだけど、行けなくて…
あのね、昼休みにクラスで問題があって。」
私がいなくなるとすぐこの様ですか…
全く、一度やり直さないといけないですかね。
「話を聞きたいのですが、時間がないですよね。」
「放課後じゃダメかな?」
「用事がありまして、少し遅れてしまいますが…」
「それでもいいよ!!私図書室いるから。」
「分かりました。では、用が終わり次第図書室に向かいます。
できるだけ急ぐので…」
そうゆうと、閑奈さんは、笑って待ってるねと言ってから自分の席である、一番前の席に向かって言った。
さて、どれくらい時間がかかるでしょうか…
早く終わらせましょう。


