「すみません…」
誰に対して謝ったのか自分でもよく分からなかった。
「天苑、あとでお前の家行くから。
勢也先輩もういい?」
「あっ、失礼しました。
鈴城紀匠戦闘不能のため、この勝負蓮巳天苑の勝ち。
この結果、3勝2敗1分けで生徒会側の勝ちとなります!」
「「「「おぉー!!」」」」
パチパチと歓声があがる。
応援してくれてた人はたくさんいたようですね。
嬉しい事ですが…
「珀炉…申し訳、ありません…でした。」
「無理しすぎだ。」
「このくらい、平気…ですよ。
どうやら、私は、完全無欠…らしい、ので…。」


