「では、いよいよ最終戦になりました。
生徒会会長、蓮己天苑
風紀委員会委員長、鈴城紀匠。
両者前へ。
…それでは、開始!」
先ずは相手の出方を見ましょう。
間合いを詰めてきた場合は、すぐ戦闘体制に入りますか…。
「会長サンお得意の速攻はどうしたの?」
「私は別に速攻など得意ではないですが。」
むしろ速攻は苦手な方ですね。
すぐ動くのはリスクが大きいので。
「ふーん。じゃあ俺から行かせて貰うわ。」
正面からパンチ!?
そう来ますか…
なら私も。
ガツンッ!!
「いったー!やってくれるね、会長サン」
「もう手加減はしません。」
早く片付ける、と珀炉に言ったので。
ただ、痛めつけるのは困るのでうまく気を失なわせられるといいですね…