今日の帰りは何時になるでしょうか…
「おい、天苑!なに考えてんだよ!?」
「何を怒っているのですか?」
「何をって…全部に決まってんじゃん!!」
全部…って言うか…
一人で行くことを怒ってた訳じゃないんですね。
まぁ、その方が都合が良いですが。
「珀炉君もそんなに怒んないでさぁー
天苑がやるって言ってるんだから。それに心配しなくても、天苑なら勝つって。」
「そりゃそうですけど…!!」
「では、この話はこの辺で。
珀炉先に教室に戻ります。
漣斗はここの鍵閉めてきてくださいね。」
「あ、あぁ…」
「じゃあな、午後の授業も頑張れよ。」
あなたもですよ。
そんな事を心の中では言ったけど、実際、昼休みに漣斗が生徒会室にいるということは、彼は午後の授業はサボりですね。
全く…副会長がサボりなんて…
放課後…きっと話し合いじゃ解決しないでしょうね。
力ずくでも…今回は病院送りにならなければ良いですが。


