「さてさて、第四回まできました。次は副会長戦です。
生徒会副会長、十該漣斗。
風紀委員会副会長、風雅社(フウガ.ヤシロ)
両者は出てきてください。」

「じゃあ行ってくっか。

…なぁ天苑、この試合さ…
俺負けていい?」

「………考えがありそうですね。」

漣斗はなんの考えもなしにそんなこと言う人ではないですし。
この後の珀炉が負けるとも思えないですし。

「いいですよ。風雅先輩にはちゃんと謝ってくださいよ。振り回されてる人なんですから。」

「あぁ。」


これで2勝2敗ですか。
まぁ取り返しましょう。
私が。全部。

「勢也先輩、漣斗が見当たらないのでこちら側の敗けです。」

「漣斗が、いないだと??」

「えぇ。風雅先輩にはあとで漣斗に謝らせにいきます。」

「まぁいい。」

全く、考えも教えずにいるんですから…
まぁ認めたのは私ですし、何の文句も言えないですけど。

「生徒会側が負けを認めたため、この試合風雅社の勝ち。
よって、風紀委員側の勝利です。」