「すまんな、行志谷二年生。お前の槍は貰うぞ。」
「えっ」
ガッ
一瞬の隙をついて星夜が長槍をバラバラにする。
そしてその長槍をいろんな場所に放り投げた。
「形勢逆転…さぁどうする?」
「なめんなよ、得意なのが長槍なだけであって、ほとんどの武器は使えんだよ。」
そう言って先輩は日本刀をとりだした。がしかし、一瞬にしてさっきと同じように星夜が分解していろんな場所に放り投げた。
「無駄だな。構造が一緒ならあとは同じことをするまでだ。お前は俺には勝てない。」
「チッ…」
「架奈ちゃん、もういいよ。ご苦労様。勢也君風紀委員の敗けでいいよ。」
「風紀委員側が負けを認めたため、この試合紫最神星夜の勝ち。
よって、生徒会側の勝利です。」
とりあえず一勝一敗。
これ、私のでるまくはないかもしれませんね。
それはそれでいいことなんですが。
「せーや!おつかれー。
やっと僕の番だね!」
「紅葉、適当にやれよ。」
「殺さない程度にな。」
「それ漣斗に言われたくない!!」
「紅葉、勝ってください。」
「モチロン♪じゃ、行ってきまーす。」
勝利はこの手に。
紅葉も負けるわけないですから。


