「フン、愚問だな。そんなことどうでもいいだろ。」
「それがさぁ…良くないんだよね〜
私と戦うやつはいつもあんたと一緒でどうでもいいとか言うんだけど…
それって、相当バカだよ?」
「では俺からも1つ問おう。
いつ、俺が行志谷二年生に近づいた?」
ん?何かがおかしい…
今の互いにした質問。
行志谷先輩の長槍がどうやってでたのか、
星夜がいつ先輩に近づいたのか。
両方とも、何かを企んでいる。
「天苑…この試合さ。」
「おっ、珀炉君やっと気づいた?」
「やっとって…」
「実際そうだろ?
で、何が分かったの?今回は珀炉君に説明してもらおうか。」
観戦にしては楽しそうですね、漣斗は。
まぁ、星夜の考えも大分分かりましが…
珀炉に説明させるのも可哀想ですし、ここは黙って見てるのが一番いいと思うのですがね。
「そんなことする必要はないんじゃないですか?」
「天苑、止めなくてもいいよ。別に、平気だから。」
全く…珀炉もこうゆうところだけは頑固なんですから。


