絶対的な権力をもつ生徒会長



相手が武器を出せない距離にいると言うことは、
星夜も手が出せないと言うこと。
つまり、近づけば攻撃は出来るが攻撃を受け
中距離にいれば攻撃を受けない代わりに攻撃も出来ない。

さて、ここからどうするかが星夜の見せ場ですね。


「近づいてくれないなら、
近づいてくれるようにするしかないっしょ!」

行志谷先輩が短剣を星夜に向けて投げた。
星夜はひらりと交わしながら先輩に近づく。
と、同時に先輩がついに本来の武器を出した。


「やっとこの距離。
じゃないと届かないから嫌なんだよね〜」
「近づかせたんじゃない。
自ら近づいたんだ。勘違いするな。
それにお前のやり方など研究済みだ。」

長槍が相手の武器なら、星夜は早さで勝負するだけですね。
早さは星夜の専売特許ですし。


「押してるな、星夜先輩。」

「当たり前です。約束した彼は強いですから。」



「早いのが売りなのは、こっちも知ってる。
ねぇ、こんな長いのどうやって出したか疑問に思わなかったの??センパイ。」