あれから二日。ついに生徒会vs学園執行部の対戦が行われようとしていた。
12時から始まるのは一番最初の庶務戦。
真尋と日下部先輩の対戦。
「あーあ、まさか志遠先輩とやるとは思わなかったな〜」
「まぁ部の新部長を試すつもりでやるから。」
…本当たちが悪い。だから私はあまり関わりたくないのですが。
これは真尋に勝ってもらうしかありませんよね。
「では時間になりましたので、始めさせていただきます。
審判は私、勢也響(セヤ.ヒビキ)がやらせていただきます。
…第一回庶務戦。
生徒会庶務、久白川真尋
風紀委員会庶務、日下部志遠(クサカベ.シオン)
対戦方式は新聞にあった通りです。
一方が参ったと言うまでのデスマッチとなります。
では…始め!!」
勢也先輩の合図と共に、真尋と日下部先輩が組み合った。
いくらデスマッチでも、安全な方法を選びましたね。
ここで大ケガしても仕方ないですし、ある意味正解かもしれません。