この時間に珀炉と会うことも決まっているんですけど、このままの状態で行く度騒がれるので、いつもは、駅を降りてから別れるんですが、
今日はそういかないみたいですね。

「昨日はわりぃな。先帰っちまって。」

「別にいいですよ。いつも一緒に帰ってるわけではないですし。」

「まぁそんな言い方すんなって。」

「今日はなにか話があるんですか?」

珀炉は言いたいことがあるといつも首元を触ってるんですよね。

「あぁ、まぁな。
昨日のクラス事件あったろ?それ調べてたんだ。」

「どうゆうことですか?」

珀炉はあれから手を引いたものだと思ってたんですが、気のせいだったみたいですね。

「この件さぁ…俺にまかせてくんねぇかな?
あともう少しでなんか分かりそうなんだ。」

やっぱり話して正解ですね。
本当は私がやるつもりでしたし、私の方が解決も早いと思いますが…
この件を珀炉に持ちかけたのも私ですからね。

今回は譲りましょう。

「構いませんよ。
もともと珀炉に解決してもらうつもりでしたので。」