ガラッ
「…失礼します。」
入った先にある一番奥のベットに漣斗は寝ていた。
起きる気配はないですね…
まぁ起きてなくても良いんですが。
しかし、
あんなに整ってた顔が台無しですね、それに綺麗な金髪もこれじゃあただの酷いいろですよ。
「どんな無理をすればこんなになるんでしょうか?」
「………………」
答えてくれる筈もないですよね。
早く目を覚ましてくれるといいですが。
そう思いながら、私は保健室のドアに手をかける。
明日の朝にまたきましょう。
…………
「あ、会長〜帰るの?じゃあね!」
「天苑ちゃんバイバイ!!」
「さようなら。」
家までは、電車を使って帰るのですが…
今日はいつになく混んでますね。
帰る時間帯が早いからですかね…?
早く逃れたい…
これなら走った方が早かったかもしれませんね…。
電車に揺られること約30分。
私は駅をでて自宅に向かう。


