絶対的な権力をもつ生徒会長


「勝てると思いますか?」

「愚問だな。蓮己が負けるところを逆に見てみたい。」

「そうでしたね。」

負ける筈がないですね。
何を不安になってたんでしょうか…?

「まぁ引き受けたことは仕方ない。
他のやつらには言ったのか?」

「いえ。星夜が初めてです。それに、他に話すつもりもないです。」

めんどくさいことになりそうなので。
あ、でも言わなかったときもうるさくなりそうですか…

「フンッ、まぁそれはそれでいいだろう。」

そう言いながら星夜は不適に微笑んだ。

…この人も恐ろしい…
星夜がこの笑い方をするときはあまり良いことがなかったような気がしますが…。

「??何がですか?」

「分からなくていいよ。
ってかやっとついた。ここ遠いんだよな。」

「そうですね、無駄に時間がかかります。」

あからさまに話をそらしましたね…まぁいいですけど。
今度は漣斗に絡まれるんでしょうか…?

ガラッ

「あっ天苑ちゃん!」
「会長!それに紫最神先輩!?」

「閑奈さんと咲良君任せっきりですみませんでした。」

「ん?あぁどうも。」