絶対的な権力をもつ生徒会長



「あれ?天苑出掛けんの?」

「えぇ。北居先輩のクラスに。」

「俺が行こうか?」


彼は副会長の十該漣斗(ソガイ.レント)
だらしないが、基本的にはしっかりしてる三年生。それに勘が鋭いから私はあまり敵にまわしたくない人だと思う。


「漣斗がいって何か変わりますか?」

「いや、かわんねぇな。
ってか、俺一応先輩だぞ?呼び捨ては失礼だろ。」

怒ってるようで凄く落ち着いてるのが彼の良いところであり悪いだろう。


「失礼しました、“漣斗先輩”。では行ってきますので、留守番よろしくお願いします。」

「嫌味っぽいな〜まぁいってらっしゃい。」


ただ、漣斗は嫌いになれない人ですね。
漣斗は味方を作るのが得意な人ですから…