「そう??」
「まっ、会長が言うならいいんじゃね?」
「だな。じゃっ、会長またあとで〜」
「えぇ。本当にありがとうございます。」
バスケ部の三人組と別れてから、旧校舎を離れ校舎に向かう。
そのあとも、何回か声をかけられ、どんどん協力者が増えてきたころ、
校舎の中で、珀炉に会った。
何故か息切れしてたのはまぁ気にしないとして、
こんなところで何をしてるの?っていう感じですね…。
「おぉ、天苑!そっちどう?芝宮先輩の探し物の続き?」
「えぇ、まぁ。珀炉はどうなんですか?」
「ん〜俺の方は順調だよ。
あともう少しかな。」
流石…と言っていいんでしょうか?
けれど、まぁこの短時間では相当ですよね。
私の方も周りに迷惑をかけないように、早く見つけなければ…
「そう言えば、聞いたよ。
凄いね、協力者。」
「申し訳ないですよ、こっちは。」
「そう?でもさ、天苑が会長になってから、まだ半年ちょいなわけじゃん。」
そう言えばそうですよね。
結構長くやってるつもりでも、まだ半年ですよね。
「それでも、あんだけの人が手伝ってくれるって凄いことじゃね?
今までの天苑の努力が実った?いや、
天苑の人気が分かるじゃん。」
人気…ですか。
それを珀炉に言われたくないのは私だけでしょうか??
でも、ちょっと嬉しいですね。


