そのあと、思いもよらないくらい人が集まってきた。
バド部や女バスに聞いたと言ってわざわざ私の元へ来てくれる人も…
その度ありがたいと思いと、申し訳ないという気持ちが増える一方なんですけどね。
｢あぁ！会長〜さっき、女バスに聞いたけど、困ってるんだろ？｣
｢俺らも手伝おーと思ってさ!!｣
｢ってかこれ部長と副部長とマネージャー命令だけどね。｣
｢わざわざすみません。｣
困ってるとまではいきませんが、
なんか凄い広まってるみたいですね…
別に構わないんですけど、やっぱり申し訳ないです…。
｢いいよ、別に〜｣
｢なんか部長とかお世話になったみたいだしな〜｣
｢あぁ！そんな話してたな。｣
男バスの部長と言えば、
黒金命(ｸﾛｶﾞﾈ.ﾐｺﾄ)先輩ですか。
そう言えば、私が生徒会長になりたてのころに、相談事を解決したような気がしますね…。
｢サッカーボールだよな！｣
｢まぁ俺らが探しとくから会長は違う仕事したら？｣
｢そうだよ!!｣
｢いえ、それでは意味がないので私も探します。
ありがとうございます。｣
来てくれただけでも十分ですし、もとはと言えば私が言い出したことですから。
