絶対的な権力をもつ生徒会長



「ここは何部でしたっけ?
確か、バド部と男バレと女バレ…でしたっけ?」


まぁそんなことはどうでもいいんですが、
ここにボールがあるとも思えないんですけどね。
私の勘がそう言ってます。

ガラッ

「失礼します。」


「あっ、蓮己さん…」
「会長!?」
「あ本当だ〜天苑ちゃんだ!」


出迎えてくれたのは今度はバドミントン部のみんなでした。
バドミントン部にも男子がいるんですねと、言いたかったのを飲み込んで、違う言葉を発した。



「部活動中申し訳ありません。
みなさんに聞きたいことがあるんですが、良いでしょうか??」

「うん!」
「平気だよ!!」
「どうしたの?」


こちらの方々もフレンドリーですね。
その方が嬉しいですが。

「サッカー部のボールがなくなったそうなのですが、知ってる方いますか??」



「うーん…知らないな。」
「私も見てない。」
「私も!」


「そうですか…ありがとうございます。
何かあったら教えてください。
あと、みなさんも何かあればいつでも相談受け付けます。」


「ありがとう!!」
「ボール探し頑張ってね。」