絶対的な権力をもつ生徒会長





当たり前すぎて分からなかった。


考えればいつも隣に珀炉がいてくれたこと。



きっとこの笑顔にずっと、助けられていたんでしょう…

それに、私は、ずっと珀炉が…



「好き…」


「なんか言った?」


「いえ、なにも。」




今はまだこのままの関係を壊したくない。

もう少しだけ、幼馴染みと言う、安心を…





満開の桜を見上げながら、

どちらかともなく手を繋いだ。





君がいたから、
今こうして私はここにいる。

だからこそ、これからも君と過ごす未来を


考えてもいいですか?





絶対的な権力を持つ生徒会長

       fin