最初から、手を引いてくれたのは、いつでも珀炉でした… 小学生や中学生の頃は私が引いていた…と思っていましたが、 それも、違ったかもしれません。 ずっといつでも、私は手を引かれていて、 いつでも守られながら、 ただ、珀炉の後ろを歩きまわったんでしょうね… 「懐かしいな、ここ…」 「え?」 「初めて俺らがあった場所だろ?」 「覚えていたんですね。」 「忘れるわけねぇよ。」