大きな幹の、綺麗な場所が… 「にしても、なんで花見?」 「別に良いじゃないですか。」 珀炉には絶対教えてあげません。 思い出した記憶に、 埋もれてた出来事を思い出したなんて。 ─────── 『お母様、お父様、お兄様綺麗だよっ!』 『はしゃぎすぎて迷子にならないでくださいよ。』 『騎藤は心配しすぎよ。』 『お父様、僕がついてるから平気です。』 『千騎は騎藤に似てしっかりしてるわね。 お母さん、嬉しいわ。』