「まっ、そのうちいいと思わせるから。」 「そうしてください。」 二年生になっても、 何年たっても、 それでも変わらないものがある。 きっとその見えない変わらないものに守られてきたのは、 誰でもない、この私。 「珀炉、ありがとうございました。」 「らしくねぇこと言うなよ。」 「失礼ですね。」 これでもずっと、珀炉には感謝してるんですよ。 いつも何気なく見守ってくれて。 漣斗たちと同じように影で支えてくれて。