『…何を話せばいいんだか。
俺も紙に書いてあるのを読み上げるのは嫌だ。
答辞らしく天苑の言葉に答えよう…
蓮己はさっき自分より俺の方がいい、って言ったけど、それは違う。
確かに、俺は生徒会長になれたかもしれない。
けど、俺がやらなかったら、結局は蓮己がやることになってたよ。
だから自信を持て。
お前には真尋や諏訪、珀炉君…
大勢の仲間がついてる。
もちろん、卒業する俺らも。
だから、頼られるだけじゃない。
たまには頼ってみろよ。
きっと、お前の仲間たちは協力してくれるはずだ。
快く味方になってくれるはずだ。


