絶対的な権力をもつ生徒会長






『三年生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。


紙に書かれた言葉など意味はないと思うので、
ここからは私の今の想いを聞いてほしいと思います。


一年生にして生徒会長になりました。
ですが、皆さんはきっと、十該先輩に会長をやってほしかったんじゃないかな、と思います。

私なんかよりずっと皆さんの信頼を受けてます。


ですが、彼は私が生徒会長をやりやすいように
何かと影から根回しするような人でした。


そして、十該先輩の他にも紫最神先輩も紅薔薇先輩もそうゆう人達でした。



この一年間、いろんなことがあり、そして、それが全て思い出に変わりました。


風紀委員長の鈴城先輩とは何かと張り合うこともありましたが、
日下部先輩と共にメイン企画の司会をしてくれた時は本当に驚きでした。