『さすが天苑。 僕の誘導に一瞬で気づかれるとは思わなかったよ。 けど、意味のないことだね。』 ゆっくりとお兄様が近づいてくる。 …何をするつもりですか? ─────バコッ 「──ヴッ!」 『僕の偽りの世界では、僕の攻撃力は1000倍。 に、比べて天苑の防御力は100分の1倍。 この状況、どう言う意味かわかるよね。』 完全に私が不利な状況にあります。 勝てる見込みもありません… この状況、前にもありましたね。 …あれは確か、 あぁ、鈴城委員長と戦った時ですね。 あの時もこんな感じで…