「そうですか。今日はありがとうございました。 明日遅れないでくださいね。」 「分かってる。」 漣斗はそう言うと教室にある鞄をとってから昇降口に向かった。 ……私はどうしましょうか。 とりあえず教室には行かなきゃいけませんね。 ─────────………… 「あ、天苑戻ってきた。」 「珀炉は相変わらず残っていたんですね。」 「お前のこと待ってたんだよ。」 誰もいないはず教室には珀炉が… 机の上に座って、音楽を聞いてました。 「お待たせしていたようなので早く帰りましょうか。」