絶対的な権力をもつ生徒会長



「閑奈さん、遅くなってしまってすみません。」

「あ、全然大丈夫!それに十分早いよ?」

「なら良かったです。」

アレを無視して正解でしたね。
まぁあまり迷惑がかからないならそれが一番ですので。


「で、さっそく本題なんだけど…」

「昼休みの件ですね。」

「うん。」

一体誰が何の目的で…?

「今日の昼休み…天苑ちゃんが居なくなってから、ある1人の男子が急に暴れだして、もう1人の男子につかみかかったの。」

それはまた物騒な。
でもそれなら、私を呼んでくれた方が早かったのではないでしょうか??

そんなことを言うでもなく、その後も黙って天苑は話を聞いていた。


「……ってことなの。どうすればいいかな?」

「結論から言えば、その男子潰すべきですね。」


でも、ひっかかりますね…
急に…と言うのと、他の男子に…と言う点が特に。
何かが絶対にあるはず。